イラン、核合意の義務停止巡る60日の期限は延長せず

2019/06/20
更新: 2019/06/20

[ロンドン 19日 ロイター] – イラン原子力庁のカマルバンディ報道官は19日、核合意の参加国がイランを米国による制裁から守るという約束を60日以内に履行しなければ高レベルのウラン濃縮を再開する方針について、60日の期限は延長しないと述べた。

タスニム通信によると、報道官は「核合意の残りの参加国に示した2カ月の期限の延長は不可能だ。第2段階の措置は予定通り実行される」と語った。

米国が一方的に核合意から離脱し、対イラン制裁を再び発動したことを受け、イランは5月、核合意が定めた義務の一部履行を停止。核合意の参加国がイランを米国の制裁から守るという約束を60日以内に履行しなければ、高レベルのウラン濃縮を再開すると表明した。期限は7月8日となる。[nL3N22K2HW]

Reuters
関連特集: 国際