米、トルコによるF35飛行停止も ロシア製システム導入なら

2019/06/26
更新: 2019/06/26

[ブリュッセル 25日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)米代表部のハッチソン大使は25日、トルコがロシア製ミサイル防衛システム「S400」導入を進める場合、トルコ軍が米最新鋭ステルス戦闘機「F35」を飛行させたり、開発に関わるのを阻止すると述べた。

ハッチソン大使は、トルコがロシアからミサイル防衛システムを導入すれば「結果が伴う」し、「ロシア製システムを同盟内で使用することで、F35に影響が及んだり、不安定化させることはできない」と述べた。

トルコは機体や着陸装置などのF35部品を提供。ハッチソン大使は、トルコが製造面で重要なパートナーだが、安全保障上のロシアの懸念が最も重要だと述べた。

トルコのエルドアン大統領は、米国などの懸念にもかかわらずS400導入を進める姿勢をあらためて強調。与党議員に対し、「ロシアから購入したS400システム搬入は来月から始まると期待している」などと述べた。

Reuters
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