香港では「逃亡犯条例」改正案から始まった民主化運動が4カ月以上続き、市民に対する警察の暴力がエスカレートしています。13日、香港市民にエールを送る集会とデモが東京で行われ、日本政府に対してもはじめて、人権侵害に加担した香港の政府関係者の入国を禁止するよう求めました。
記者
ここは東京の中心部に位置する日比谷公園です。香港政府が「覆面禁止法」を制定してから市民のさらなる反発を招いています。日本在住の香港人も再度東京で集会とデモを行い、香港市民にエールを送っています。
集会では日本の外務大臣宛の声明文が読み上げられました。香港で4カ月間続いている抗議活動において、実弾発砲を含む警察による過剰な暴力が行使されていることを指摘したうえ、国際社会における中国共産党の脅威についても改めて述べました。日本政府に対しては、香港市民への人権侵害を行っている香港政府関係者や立法会議員、警察関係者に対して入国禁止措置を発動するよう求め、さらに香港の渡航危険レベルを引きあげるよう求めています。
デモ主催者
「香港人を助けてほしいと、今回初めて日本政府に対し正式に求める」
林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が10月5日からの覆面禁止法の施行を発表してから、市民の怒りがさらに広がり、連日抗議活動が行われています。
在日香港人
「皆さんに香港の現状を伝え、香港を支持してほしい」
デモには多くの日本人も参加しました。
日本人参加者
「友たちが香港に住んでいて、その友たちがこれを教えてくれた。さすがに中国がやっていることが変だなと、香港の人たちかわいそうだと思って、今日は来ることを自分で決めた」
「日本の皆さん、これに対して私たちが力を協力して中国共産党に対して立ち向かうのは当たり前だと、1日でも早く、1秒でも早く(共産党を)潰すべきだと思っている」
デモ行進の間、参加者らは香港市民と同じスローガンを叫び、香港で最近最も歌われている歌「香港に栄光あれ」を高らかに歌いあげました。
(エポック・メディア・グループ新唐人より転載)
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