[ヒューストン 23日 ロイター] – 米国時間の原油先物価格は大幅に上昇し、清算値は約2.5%高となった。米原油在庫が予想外に減少したほか、石油輸出国機構(OPEC)などによる一段の減産見通しなどが背景。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間石油統計によると、先週の米原油在庫は170万バレル減少。精油業者が生産を増やしたほか、原油輸入が減った。予想では220万バレル増だった。
清算値は北海ブレント先物<LCOc1>が1.47ドル(2.5%)高の1バレル=61.17ドル。米WTI先物<CLc1>は1.49ドル(2.7%)高の55.97ドル。
関係筋によると、OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は12月の会合で、協調減産の拡大を検討する見通し。2020年の需要の伸びを巡る懸念が背景にある。
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