[香港 27日 ロイター] – 香港・九竜地区の繁華街で27日、政府への抗議集会が無許可で行われ、数千人が参加した。警官隊は放水車などを使いデモ隊排除に乗り出した。
香港では、中国への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への反発で6月中旬から抗議運動が続いており、今週末のデモは21週目となった。
デモ参加者は「香港のために戦おう」と叫び、政府に対する「5大要求」の全てがかなえられるべきだと主張した。デモ隊は、有権者が1票を投じる普通選挙の導入や、デモ隊に対する警察の暴力に関する独立調査委員会設置などの5つの要求を掲げている。
警察はこの日も一部の抗議活動者を拘束した。ウォーターフロント付近に集結していたデモ参加者は九竜半島の中心繁華街「ネイザンロード」に移動した。ネイザンロードの多くの高級ブランド店は店舗を閉鎖した。
デモ参加者からは、イスラム教徒やジャーナリスト、市民を守れという声も上がった。
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