[シドニー 11日 ロイター] – オーストラリア東部で前例のない高温と強風から大規模火災の恐れが強まったとして、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ(NSW)州の当局が11日、非常事態宣言を発令した。
高温と強風の予報が出ている12日を前に、火災のリスクが高いと判断された地域の住民らに避難指示が出された。既に火災が起きているところから、さらに燃え広がる恐れがあると当局は警告している。
クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州ではこの週末、森林火災によって3人が死亡し、住宅150棟以上が焼失した。
非常事態宣言は消防士らに住民の避難指示や道路封鎖など広範な権限を与えるもので、議員らによると、今回の期限は7日間。
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