[東京 17日 ロイター] – 日本政府観光局が17日に発表した12月の訪日外国人客数は、前年同月比4.0%減の252万6000人だった。3カ月連続の減少。前月までと同様に、訪日外客数が多い韓国の減速が全体を押し下げた。韓国からの旅行者は同63.6%減。
一方、香港、タイ、シンガポールなど13カ国・地域からの観光客数は引き続き堅調な伸びを示し、12月として過去最高を記録した。
同時に発表した2019年の訪日外国人客数は、前年比2.2%増の3188万2000人で、統計を取り始めた1964年以降、最多となった。
欧米豪からの訪日客は、桜やラグビーワールドカップ2019日本大会の開催を契機とした訪日需要の高まりで、年間を通じて好調な伸びを示した。韓国は、8月以降訪日客数が半減する状況が続いている。
観光庁が発表した2019年の訪日外国人消費額(速報)は前年比6.5%増の4兆8113億円で、7年連続で過去最高を更新した。1人当たり旅行支出は同3.5%増の15万8000円だった。
(宮崎亜巳)
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