[東京 29日 ロイター] – 西村康稔経済再生相は29日の閣議後会見で、同日公表された労働力調査で示された就業者数の減少と非労働力人口の増加について、要因を分析したいと述べた。「直感的には高齢者が感染リスクを避けて休職したのではないか」との見解を示した。
休業者数も「かなり増えている」とし、4月に全国で発動された緊急事態宣言の影響が大きいと指摘。今後は「経済が活発化するなかでの復職に期待したい」と述べた。
指数の水準、前月比でのマイナス幅ともに現行基準で過去最低となった鉱工業生産指数に関して、「自動車産業は特に厳しい状況にある」と指摘。中国などの経済活動再開を踏まえ、今後の日本の製造業について「感染拡大を防止しながらの生産拡大に期待したい」と強調した。
(竹本能文)
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