[ベルリン 16日 ロイター] – ドイツの独禁当局が、米アマゾン<AMZN.O>と外部事業者との関係を巡る調査に乗り出したことがわかった。アマゾンのサイト上で外部事業者の出品を販売する「マーケットプレイス」で、アマゾンが出品者の価格設定に影響を及ぼしていたかを調査しているという。
独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙が16日、連邦カルテル庁のムント長官の発言を報じた。
ムント長官によると、ロックダウン(都市封鎖)で実店舗が閉鎖されていた時期に、アマゾンが複数の外部事業者を、価格設定が高すぎるとして締め出していたとの報告が挙げられている。同長官は「アマゾンは価格の統制者であってはならない」と述べた。アマゾンは連邦カルテル庁の情報提供要請に応じているという。
連邦カルテル庁のコメントは得られていない。
アマゾンの広報担当者は、同社の規約では出品者が競争力のある価格設定を行うようにしている、という。
独はアマゾンにとって、米国に次いで第2の市場となっている。
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