[香港 16日 ロイター] – 香港政府の邱騰華(エドワード・ヤウ)商務・経済発展局長は16日、米国に輸出される香港製品に「中国製」と表示するよう義務付ける米国の新規制を巡り、正式に米国に抗議したことを明らかにした。
米領事館に対し、撤回要請を通商当局に伝えるよう求めたという。
米国は8月、香港国家安全維持法の施行を受けて、香港に対する優遇措置を廃止。香港で製造された商品を米国に輸出する場合、9月25日以降は中国製と表示するよう義務付ける通達を出した。[nL4N2FD1W5]
これに対しヤウ局長は、「そのような規制は世界貿易機関(WTO)の規定に反している」と反発。香港は中国とは別の独立関税地域としてWTOに加盟しており、WTOに異議を申し立てる権利があるとしていた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。