[東京 18日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が18日発表した10月の訪日外国人客数は、前年同月比98.9%減の2万7400人(推計)だった。13カ月連続で前年同月を下回った。実数が2万人を超えたのは7カ月ぶり。
訪日外国人数は、5月に過去最低の1663人を記録し、その後は小幅ながら増加に転じている。
政府観光局によると、新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本において査証の無効化などの措置が引き続き取られていること、多くの国で海外渡航制限などの措置が取られていることにより、訪日旅行推進の重点地域である22市場の多くで訪日客数が前年比1%にも満たない数字となった。ただ、一定の条件を満たした新規入国が可能になってきており、実数は徐々に増加しているという。
政府観光局は「依然として世界的に旅⾏需要が停滞している状況にあるが、わが国では入国規制の緩和が進められていることも踏まえて、感染症の推移とともに今後の市場動向を注視していく必要がある」としている。
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