トランプ氏の弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏によると、トランプ陣営は11月20日にもジョージア州で訴訟を起こす。
元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏は11月19日の記者会見で、「ジョージア州で大規模な訴訟を起こすところだ」と述べた。
「アトランタ市では、共和党の監視員は不在者郵便投票の開票プロセスを見ることを許されなかった」とジュリアーニ氏は話した。「監視は完全に拒否された。2回投票した人や州外の投票者が多数いる。そして、私たちは脅迫と票の変更に関する詳細な証拠を持っている。これら全ては明日の訴訟の中に含まれている」
ジュリアーニ氏は、他の激戦州の訴訟で提出された宣誓供述書にも触れ、中央統括された選挙詐欺がトランプ氏から主要州を奪ったと主張した。
ジュリアーニ氏によると、トランプ陣営はアリゾナ州でも訴訟を起こすことを検討しており、バージニア州とニューメキシコ州にも目を向けているという。
ジョージア州のブラッド・ラフェンスパーガー州務長官(共和党)の決定で、ジョージア州の選挙スタッフたちは何日もかけて再集計を行った。最初の集計で数え漏れた票が4つの郡で報告され、民主党の大統領候補、ジョー・バイデン氏のリードが1400票ほど縮まった。
しかし、トランプ陣営からの要請にもかかわらず、ジョージア州の再集計では投票用紙の署名の確認が行われていない。トランプ氏は14日のツイートで、「ジョージア州の手作業での再集計は時間の無駄だ。署名の照合が行われていない。署名の照合を行うまで、再集計を行うな。急進左翼の民主党に選挙を盗ませるな!」と投稿した。
ジュリアーニ氏は、集計スタッフが投票用紙を正しく確かめていないため、再集計はあまり意味がないと述べた。「今日のジョージア州の再集計結果が何であれ、完全にばかげている。彼らは同じ不正な票をもう一度数えている」と同氏は話した。
トランプ陣営の弁護士、シドニー・パウエル氏は記者に対して、リン・ウッド弁護士がジョージア州で起こした訴訟には、告発者からの「驚くほど詳細な宣誓供述書」が含まれていると話した。この告発者は、ベネズエラの官僚が同国で選挙を操作するために、集計ソフトを担当するスマートマティック(Smartmatic)社と共謀するのを目撃したという。告発者によると、ドミニオン社の投票機に使われているソフトウェアには、スマートマティック社のシステムが多く組み込まれている。
トランプ氏の弁護団はジョージア州知事・州務長官(いずれも共和党員)がドミニオン社から賄賂を受け取ったとして、提訴した。同州は同社システムを導入するため、同社と1億600万ドル(約110億円)の契約を結んだ。
ドミニオン社は不正行為を否定した。
ウッド弁護士はジョージア州の選挙結果の認証を遅らせようとしている。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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