トランプ陣営が代替選挙人名簿を議会に提出、ミラー上級顧問「1月20日まで充分時間がある」

2020/12/15
更新: 2020/12/15

トランプ米大統領の政策担当上級顧問であるスティーブン・ミラー(Stephen Miller)氏は12月14日、同日各州で選挙人団による投票が行われたとしても、2020年大統領選挙の決着はまだついていないと強調した。

ミラー氏は米FOXニュースの取材に対して、「憲法が決めた唯一の日付は1月20日だ。したがって、われわれにはこの不正な選挙結果を正し、トランプ大統領が選挙の勝者であることを証明するのに充分な時間がある」と述べた。

ミラー氏によれば、トランプ氏の盟友たちは14日、議会に対して代替選挙人名簿を提出する準備をしている。これによって、激戦州の選挙人団がバイデン氏の当選を認定した後、トランプ陣営がこのうちの1つの州でも、認定結果を覆すことに成功すれば、代替選挙人は米議会に承認されると同氏は語った。

また、ミラー氏は「今日、激戦州の選挙人の代替投票が行われており、その結果を議会に提出する」「これにより、われわれの法的救済手段がすべて開かれたものであると保証された。これは、われわれが法廷で勝てば、各州の代替選挙人の投票結果を認定するよう議会に求めることができる」

同氏は、トランプ大統領の支持者はジョージア州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州などで「補欠投票」を行う予定だと示した。「代替選挙人」と同じく、トランプ陣営がこれらの州で結果を覆せば、「補欠」選挙人の投票も議会に認められる可能性があるという。

同氏は、選挙人団の投票結果は州立法機関によってひっくり返される、または連邦議会両院が介入する可能性に言及した。

14日、ジョージア州、ペンシルベニア州、ネバダ州とアリゾナの共和党は、すべての共和党の選挙人が、トランプ大統領とペンス副大統領に「代替」票を投じたと発表した。

(翻訳編集・張哲)