[ビリニュス 3日 ロイター] – リトアニア政府は、今年、台湾に通商代表事務所を開設すると明らかにした。
経済イノベーション省の報道官はロイターに、台湾事務所開設はアジアでの経済外交強化が狙いと述べた。
この発表に対し、中国は激しく反発。中国外務省の汪文斌報道官は会見で「世界に中国は一つだ」と述べ、リトアニアによる通商代表事務所開設には断固として反対すると表明した。
一方、 台湾の外交部(外務省)は、この件について情報は持っていないとしながらも、二国間の関係を強化する動きは歓迎すると述べた。
中国が「一つの中国」政策で台湾を国土の一部と主張しているため、台湾に大使館を置く国は14カ国にとどまる。ただ、EUを始め多くの国が、事実上の大使館として貿易事務所と称する窓口機関を置いている。
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