真珠湾攻撃80年「かつての敵は今の友」米国防長官、日米同盟の絆を強調

2021/12/08
更新: 2021/12/08

ロイド・オースティン米国防長官は現地時間7日、真珠湾攻撃80年の節目に合わせて声明を発表。「かつての敵は今の友」と述べ日米同盟の絆を強調した。中国共産党の軍事的脅威が増すなか、日米は共同訓練を通して連携を深めている。米海軍は同日、初となる日系人の名を冠した駆逐艦の就役を発表した。

8日、米陸軍の公式メディア「アーミータイムズ」は現在開催されている日米共同訓練「YS-81(ヤマサクラ)」に関する記事を掲載した。そのなかで、第7歩兵師団のウィジンスキー副司令官は「戦いから80年が過ぎ去り、世界は変わった。今や私たちは平和と安全を中心とする共通のビジョンを持っている。日本の方々と共に訓練できるのは嬉しいことだ」と述べた。

米海軍は7日、故イノウエ元上院議員の名を冠した駆逐艦「ダニエル・イノウエ」が就役すると発表した。式典はハワイ州のパールハーバー・ヒッカム統合基地で開催される。

米海軍のデルトロ長官は「故イノウエ元上院議員は人生のすべてを公職に捧げた」とし、「この軍艦の乗組員は彼のレガシーに触発されるだけではなく、彼の名を冠した船にふさわしい名誉と品位をもって職務を全うするだろう」と述べた。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。