習近平氏ら最高指導部メンバー、8日間姿消す 隔離中か=香港紙

2022/02/15
更新: 2022/02/15

中国共産党最高指導部の習近平国家主席ら7人は7日以降、公の場に姿を現していない。香港メディアは、4日の北京冬季オリンピック開会式に出席した習近平氏が中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染防止策の一環として外出を自粛していると推測した。

4日の北京冬季オリンピック開会式には、習近平氏を含む党中央政治局常務委員7人と王岐山・国家副主席、ロシアのプーチン大統領を含む各国首脳、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らが出席した。習近平氏は開会宣言を行った。

香港紙「明報」15日付は、習近平氏ら常務委員7人と王岐山氏は7日以降、8日間連続で公の場から姿を消したと指摘した。その間、王岐山氏はフランスのマクロン大統領が主催した「ワン・オーシャン・サミット」にビデオメッセージを寄せた。

明報は「最高指導部が集団で身を隠したのは、北京冬季オリンピックの開幕式前後に行った外交活動に関係し、隔離措置を講じたかもしれない」と分析した。同紙は、中国当局は海外からウイルスが持ち込まれることに非常に慎重であるとした。

同紙によると、中央政治局は来週に月次定例会議を開く予定。習近平氏らは同会議に出席する可能性が高いという。

パプアニューギニア首相府は6日、3日に中国・北京に到着した同国のマラぺ首相が中共ウイルスに感染したと発表した。首相は4日、北京冬季オリンピックの開会式に出席した。5日、李克強首相との会談はオンライン形式で行われた。

(翻訳編集・張哲)