今年の8月10日は中国の伝統的なバレンタインデーと呼ばれる「七夕節(旧暦の七夕)」
しかし、そんな愛情を象徴する節句「七夕」は今年、「金欠」の人があまりに多いため、例年より消費が激減している。
関連話題は中国SNSにトレンド入りし、熱い議論を巻き起こした。「景気は悪いし、失業率も高い。お金はなかなか手に入らないから、ロマンに浸る余裕なんてない」と多くのユーザーが口をそろえる。
「七夕」と言えば、映画、旅行、プレゼント、ホテル、99本・999本のバラを贈るなどが、今時の中国の若いカップルの「儀式感(特別感、あるいはセレモニー感)」となってきているが、今年はこの「儀式感」も経済の衰退とともに、薄れてきたようだ。
実際には、七夕に関係なく、中国では景気悪化などに伴う消費低迷が全業種で悪化している。特に生存に欠かせないものではない、「愛情」や「結婚」の関連業界では本当に不景気な様相を呈している。
ロマンを代表する花やチョコレート、ダイヤモンドなどの売れ行きはとにかく悪く、ロマンの象徴である「ダイヤモンド」の輸入額は前年同期より29.55%減、2021年より39.6%も減っているのだ。
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