中国江蘇省常州市で11日夜、公園に建てられた壁のない簡易な休憩施設「涼亭」が倒壊し、6人が死亡、10人が負傷した。
倒壊原因について、公式発表では「落雷のせい」となっているが、ネット上では「落雷で建物が倒壊するのか?」「本当は手抜き工事のせいじゃないのか」といった声が多く上がっている。
過去に照らして、あまりにも多い「事例」が語る教訓は、「中国政府の公式発表ほどあてにならない」ということだ。そのため、当局の「落雷」主張を鵜呑みにするほど、今時の中国人は甘くないといえる。
現地市民によると、崩壊した「涼亭」は新しく建てられたもので、建ってからまだ半年も経っていないという。
中国では、住宅の品質や企業の社会的責任よりも、利益追求をはるかに優先する建築業者が多く、豆腐のおからのように、手で砕けるほどもろい「おから工事(豆腐渣工程)」と呼ばれる手抜き工事の住宅が、以前から大きな社会問題となっている。
今回倒壊した「芳茂山公園」の「涼亭」も、この手抜き工事の産物なのかはわからないが、「建物倒壊」と聞けばすぐに「また手抜き工事だ」と直結してしまう中国人は実に多い。
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