世界保健機関（WHO）は、中国でより深刻な変異株が近い将来出現する可能性を警告している。

中国共産党（中共）の疾病予防制御センターの最新のデータによると、7月の感染者数に増加傾向が見られる。特に、広東省では7月に1万8384件の新規感染が報告され、これは6月の8246件から大幅に増加しており、また実際の感染状況は公表されているよりも深刻だと予想する。

上海復旦大学附属華山病院の感染症科のトップである張文宏医師も、中国国内での感染拡大を認めている。

8月6日にはWHOが、世界的に感染者数が増加していること、そして新しい危険な変異株が、現れるリスクについて警鐘を鳴らしている。

WHOの流行病学者であるヴァン・カークホーヴェ氏は「過去数か月間、季節に関係なく世界中の多くの国でCOVID-19の感染者が急増しており、パリのオリンピックでは少なくとも40人の選手が感染していることを確認した」と指摘している。

感染症が広がる中、中共政府の情報の隠蔽と不透明性が、国内の感染状況をより複雑なものにしている。市民の中には「検査の遅れが原因で病気が長引き、症状が悪化した」と訴える声も上がっている。

米陸軍研究所の元ウイルス研究室長である林曉旭氏は、「中国の状況は他国とは異なり、中国では広範囲にわたって免疫力が低下し、重症化するリスクが高まっている。さらに、中共政府が感染情報を隠しているため、市民の間での予防意識も不足している」と指摘した。

アメリカのウイルス専門家たちは、中国の感染状況には、集団免疫の低下、重症化のリスク、政府による情報隠蔽、予防意識の不足、中国製の不活化ワクチンへの安全性の疑問、若者と子供の感染率の増加、そして遺体の不法取引の増加などの問題があり、死亡者数の増加につながっていると考ている。

林曉旭氏は、「多くの要因が複雑に絡み合っており、現在の中国の状況は、極めて異常だ」と述べている。

中共ウイルスの流行が始まった当初、法輪功を創設した李洪志氏は、文章において次のように述べた。

「この疫病は、特定の意図と対象を持って出現した。それは、悪しき共産党員や、共産党と手を組む者たちを選別する目的がある」

さらに、その文章には災難を避け、幸運を引き寄せる方法も記されており、「人々は心から神にざんげし、自己の欠点を認め、改善を願うべきだ。これこそが真実の道であり、究極の万能薬に他ならない」と述ている。

林曉旭氏は「歴史を見ると、信仰心を持つ人々が、善良な心を維持し、冷静に行動できたという事実がある。これは非常に大切なことだと私は考えている。共産党の無神論を捨て、自らの信仰を見つめ直すことで、困難な時期に精神的な支えを見出し、数々の試練を乗り越えて再生する機会が得られるのだ」と述べている。