中国陝西省延安市志丹県で発生した壊滅的な洪水から1週間が経過した。政府はまるで無かったことのようにあまりに何もせずに済むように、情報封鎖を行い、被害状況の過少報告をする。被災民は苦しみに喘ぎ、怒っているという。
NTD新唐人テレビの取材に対し、被災民は中国の官製メディアが決して報じようとしない、実際の被災地の惨状を明かしてくれた。
「多くの人が逃げ遅れて命を落とした。町は泥だらけで、災害後の片づけは今も続いているが、被災地での救援救助はすべて民間が行っている。情報封鎖を行う政府は警察を出動させ、市民が撮影できないよう被災地へ近づくことを禁じている」と被災民は明かす。
「水は市民が熟睡する夜中12時ごろに突然やってきた。増水のスピードが速すぎて、多くの人が逃げ遅れた。水は家の1階部分を完全に飲み込み、助かったのは全て2階以上にいる人だ」
「他所から多くのボランティアが来てくれて、助けてくれた。ところが、現地政府は情報封鎖をする以外、ほとんど何もしてくれない」
「私たちは、被災地のリアルな現状をネットに投稿する勇気がない、本当のことを言うのを禁じられている。写真や動画の撮影も、ライブ配信も全て許されない」
「多くの人が死んだ」と被災民たちが口をそろえるなか、官製メディアは「死者わずか1人」と報じている。
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