中国 今が旬の「柿」 しかし、食べ過ぎは危険!

中国で一気に柿6個食べたら5日後に巨大「胃石」できた

2024/10/22
更新: 2024/10/22

今が旬の「」、ビタミンCやカリウムなどの栄養も豊富で、なにより「美味しい」ですね!

しかし食べ過ぎると、胃に石ができてしまい(その名も「柿胃石」)、お腹が痛くなったり、吐き気がしたり、深刻な場合は腸閉塞になって緊急手術を余儀なくされる場合もあるのだ。

 

「一気に柿6個食べたら巨大胃石」

今月13日、中国湖北省武漢市に住む辛さん(女性)は、仕事帰りに柿を1キロ買い、自宅で一気に6、7個食べた。すると翌朝、彼女は胃痛や胃酸の逆流、嘔吐など体調の異変に気付く。

ネットで調べて「胃石かも」と疑う辛さんはさっそくネットの方法に従って「胃石除去」すべく、3日間炭酸飲料の「コーラ」を飲み続けた。しかし効果はなかった。

「柿大量喰い」の5日後(18日)になって、辛さんはようやく家族に付き添われて病院を訪れた。すると、なんと「胃の中に巨大な胃石が2つ(4センチと10センチ)出来ていた」という驚きの結果を知ることに。

中国メディア「極目新聞」が医師の話を引用して報じたところによると、胃石は数時間で生成することもあるという。

「柿を食べた翌日から胃石は形成され始める。コーラで胃石を消す方法は胃潰瘍がなく胃石が形成されてからまだ間もないという若い患者には効果あるが、辛さんの場合、胃石が大きすぎた」と医師は指摘する。

その後、女性は内視鏡治療を受け、胃石を全て摘出して、いまは元気に退院した。

過去1か月の間に、その病院では「柿を食べて胃石になった」という患者が3人も来ているという。

 

辛さんの「胃石」(中国メディア『極目新聞』より)

 

「コーラで柿胃石が溶ける?」

コーラで柿胃石が溶けるのは「都市伝説」ではなく、実際に医療現場でも用いられている治療法の1つだそうだ。

そこで、胃石ができるリスクを減らすためにも「柿を食べた後はコーラを飲むと予防効果があるかもしれない」と勧める医師もいる。

また、柿を食べる時のタブーとしては、「柿の皮は食べない」「空腹時に食べない」「一度に食べ過ぎない」「飲酒後は食べない」「エビ、魚、カニなどの高蛋白質の食べ物と一緒に食べない」などがあるという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!