社会問題 「共産党のせいで私はもう生きられない、殺してやる!」と罵りながら「コンクリート・ミキサー車」を運転する狂気の男

【動画あり】中国の町にまた暴走車 武漢と青島で「社会報復」事件

2024/10/24
更新: 2024/10/24

【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。

ご注意ください。

 

いまや中国経済は回復するどころか衰退の一途をたどり、人々の期待はやがて絶望に変わった。

近年、中国各地で様々な凶悪事件、一家惨殺事件、無差別殺人事件、社会報復事件、自殺が頻発しており、この由々しき事態に、SNS上では「なぜ中国はこんな国になってしまったのか」「中国共産党が統治する中国は、もはや人間が住む場所ではなく地獄と化した」といった嘆きの声も少なくない。

 

逆走「コンクリート・ミキサー車」・青島

23日夜、山東省青島市の街中で、逆走しながら通行人や付近車両を無差別にひく「コンクリート・ミキサー車」があった。ネット上に出回っている「暴走コンクリート・ミキサー車」の運転席の様子を映した映像のなかには、「共産党のせいで私はもう生きられない、殺してやる!」などと口汚く罵りながら運転する狂気の男の声が入っていた。

 

(「共産党のせいで私はもう生きられない、殺してやる!」などと口汚く罵りながら運転する狂気の男、現場の様子)

 

暴走車は逆走しながら電動バイクや路線バスを含む50数台の車に立て続けに衝突し、目下死傷者数については不明。

運転手はすでに警察に逮捕されたが、事件関連情報は中国のネット上で封殺に遭っている。

この件をSNSで共有した「中国で起きた突発事件を報道するインフルエンサー・羅翔(@LUOXIANGZY)」さんは、「人民の不満は沸騰している」と評し、いつものように「無関係な人を巻き込むな、政府に立ち向かえ。ここを出て左へ曲がれば政府だ」と書いた。

なお、「無関係な人を巻き込むな、政府に立ち向かえ。ここを出て左へ曲がれば政府だ」という言葉は、中国における社会報復事件を伝える際に羅翔氏が必ず書き残すものであり、無関係な市民が巻き込まれるトピックスのコメント欄に必ずと言っていいほど、寄せられるセリフである。

このセリフはもはや、ある意味、この混沌とした時代に生きる、市民の心の内を示す最も正直な気持ち、そして「皮肉」にすらなっている。
 

(現場の様子)

 

「7人死亡」か、武漢にも「暴走車」

21日夜、湖北省武漢市の街中にも「暴走車」が走った。ネット情報では「少なくとも7人が死亡し、11人が重傷を負った」とされており、動画投稿者によれば「これは今年中国で起きた第6758回目の悪意を持って人をひく事件」だという。

 

(現場の様子)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!