社会問題 邪気が充満する社会

元マンション警備員が住民一家をナイフで切りつけ 1人死亡1人負傷=中国・福建省

2024/11/01
更新: 2024/11/01

10月27日夜、福建省泉州市徳化県の集合住宅(団地)で悲惨な殺人事件が発生した。

容疑者はマンションの元警備員で、ナイフを使って住民一家3人を襲った。負傷した住民らは病院に運ばれ、1人は死亡し、もう1人は負傷、子供のほうは無事だという。中国メディアが報じた。

「住民一家が自宅マンションの元警備員に刺殺された事件」は中国の世論に衝撃を与えた。

「今の中国社会は邪気が満ちているし、お金を稼ぐのも本当に難しい。最近は似たような事件があまりに多すぎる」

「今の世の中はギリギリの精神状態の中で、かろうじて生きている人は本当に多い。いつ、どこで精神崩壊し、キレるかわからない」

「誰かが精神的に突然キレて、凶悪犯に豹変しないよう、相手が誰であっても人と衝突を起こさず、自分の言行を慎もう。でないと、自分もいつどこで刺されるかわからない」

と多くのユーザーが冷や汗をかき、そして「今後はもっと自分の言動に気を付けようと」と暗に誓っているようだ。

中国ではマンション警備員と住民間のトラブルは「よくある」ことだ。日本とはかなり事情も違って、中国の警備員は往々にして住民に対して友好的ではない。罵倒し合ったり、殴り合いのケンカになるのは日常茶飯事だ。

イメージしやすいように、以下に先月福建省の集合住宅で起きた「駐車をめぐる警備員と住民間のトラブル」の投稿映像を添える。警備員は女性住民に対して、最も下品な言葉を連発しながら罵っている。この場面を周囲住民は「見慣れた様子」で見守る。

(「警備員と住民間の駐車をめぐるトラブル」、福建省の集合住宅2024年10月)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!