ハリス氏 母校ハワード大学で選挙当夜イベント開催へ

2024/11/01
更新: 2024/11/01

ハリス・ウォルツ陣営は10月31日、ハリス副大統領が母校、伝統的黒人大学(HBCU)であるハワード大学で、選挙当夜の集会を開催すると発表した。

同大学は、ハリス氏が法曹を志すきっかけとなり、2019年に副大統領に立候補した場所でもある。女子学生クラブ「アルファ・カッパ・アルファ」に入会した場所でもある。

ハリス氏は1986年に政治学と経済学を専攻して卒業した。

ハリス氏は今月初め、同校の学内新聞「ザ・ヒルトップ」に宛てた手紙の中で、学生時代の楽しい思い出について語った。「ハワード大学は現在の私を形作った場である」と述べた。

ハリス氏はHBCU出身者として初の副大統領であり、2024年選挙に勝利すれば初の黒人大学卒業の大統領となる。

一方、トランプ前大統領は、フロリダ州ウェストパームビーチのコンベンションセンターで選挙当夜の集会を開くと報じられている。

ハリス氏は黒人有権者への支持を強化しており、最近の世論調査ではトランプ氏が黒人有権者層で支持を伸ばしていることが示されている。ニューヨーク・タイムズ紙とシエナ大学の共同調査によれば、ハリス氏の支持率は黒人有権者の78%で、トランプ氏は15%となっている。4年前には、バイデン大統領が黒人票の92%を獲得した。

特に黒人男性の支持が低迷している点が課題で、シカゴ大学のGenForward調査では、18~40歳の黒人男性の26%がトランプ氏に投票すると回答している。また、12%の黒人女性もトランプ氏に投票する意向を示している。

一部の主要州で郵便投票の開票が遅れる可能性があり、2020年同様に当選者が選挙夜に確定しない可能性もあるため、ハリス陣営は選挙夜以降もハワード大学に滞在するかどうかについては明らかにしていない。