社会問題 「20年以上も騙されていたなんて、許せない!」の声、続出 

著名観光地・深セン最高峰の頂上の「巨石」は偽物だった=中国

2024/11/07
更新: 2024/11/07

なにしろ「偽造大国」「違法コピー商品(海賊版)の生産地」「不良品の製造元」として、世界にその名(悪名?)をはせた中国である。

偽造品に関しては、もはや多少のことでは驚かないつもりだったが、いまや華人圏で流行っている言葉の1つに「中国では大便以外、何でもニセモノである可能性を排除できない」というのがる。(お食事中の方、ごめんなさい)

さて、本題に入りましょう。

中国官製メディアが宣伝する「アジアで最も高い滝(河南省)」は少し前に偽造が発覚したが、今度は広東省深センにある観光名所でも「ニセモノ発覚」である。
 

「長年騙された」と訴えるユーザー(中国のネットより)

 

標高943.7メートルの深セン最高峰「梧桐山」の山頂にある巨石は、観光客が必ず訪れる記念撮影の定番スポットである。

「鵬城第一峰」の文字が刻まれた巨石は20年以上前から深センのランドマークとして親しまれてきた。

それが最近、外部破裂が発生し、内部にあるレンガと鉄骨構造などが丸見えになってしまったのだ。

巨石のある現場では「人造」と明示していないため、訪れた観光客はおのずとこれを「天然もの」と考えてしまっていたのだ。

「巨石は偽物だった!」という衝撃的事実に、「私は20年以上も騙されていたなんて、許せない!」といった声がネット上にあふれた。
 

(動画よりスクリーンショット)偽物と判明した深センのランドマークの巨石(動画よりスクリーンショット)

このほか、「中国にはこのような偽物が、あとどれほどあるのか?」と疑問を提起する声も多く、偽造大国の話題で盛り上がった。

ニセ米からニセ卵、ニセ肉などが蔓延する中国製ニセモノの現象について、中国問題専門家で、エポックタイムズのコラムニストでもある王赫氏は「あらゆるニセモノがつくられる目的はただひとつ、全ては出世か金稼ぎのため」と指摘した。

 

(動画よりスクリーンショット)偽物と判明した深センのランドマークの巨石(動画よりスクリーンショット)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!