3月1日、中国河南省南陽市にある遊園地のアトラクション「回転ブランコ」が機器起動中に突然倒れ、1人が死亡、2人が負傷した。
この日は週末ということもあり、現場は多くの観光客でにぎわっていた。
目撃者によると、亡くなったのは10代の少女。回転ブランコは突然加速しだし、回転中のブランコが柱に激突した。すると、柱は傾きはじめ、最終的に倒れて地上にいた観光客がその下敷きになった。このほか、飛び散った部品にあたって負傷する観光客も続出したという。

注目すべき点は、事故発生前に、現地では「何度も安全検査を実施していた(中国メディアが報道)」ことだ。
関連ニュースをめぐっては「管理体制がずさんすぎる」と衝撃を受ける人も多い。
責任ある管理体制やメンテナンスを求める世論の声が上がるなか、いっぽうで、「今はどこでも金欠だ、管理やメンテナンスにかけるお金はどんどん削られているだろう」「そして、管理不行き届きや老朽、メンテナンス不足を原因とする事故も今後多発しそうだ」とする悲観的観測の声も多い。
近年、中国本土の遊園地で安全に関する事故がしばしば起きており、「まったく信用できない、万が一、運が悪かったら大変なことになるからそういうのは乗らないことにしている」という人も少なくない。
(倒壊現場の様子)
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