秋篠宮家の長男である悠仁(ひさひと)さま(18)は、2025年3月3日午後、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で成年を迎えて初めての記者会見に臨まれた。約30分にわたる会見で、悠仁さまは成年を迎えた感想や自身の性格、将来の展望などについて語られた。
会見の冒頭、悠仁さまは岩手県大船渡市などで発生している山林火災の被害者に対してお見舞いの言葉を述べられた。その後、成年を迎えた心境と公務への取り組みについての考えを明らかにされた。
悠仁さまは「これまで高校生活の中で成年を意識する機会は多くはありませんでした。これから様々なことを経験していくうちに徐々に実感していくのだと思います」と述べられた。また、成年としての抱負について「周りの方々からご助言をいただきながら、一つ一つに丁寧に取り組み、成年としての自覚を持ち、宮家の一員としての役割をしっかりと果たしていきたいと思っております」と語られた。
自身の性格については「様々な場面で緊張してしまうところがあるように思います。こうして皆様とお話をしていましても、緊張しております」と率直に語られた。長所としては「興味のあることを徹底して追究することができるところ」を挙げ、短所については「時としてこだわりを持ちすぎてしまう」と述べられた。
悠仁さまは現在、筑波大学附属高等学校の3年生であり、4月からは筑波大学生命環境学群生物学類に進学する予定である。大学での抱負について「以前から興味を持つ昆虫、とりわけトンボを含め幅広く学んでいきたい。学問をしっかりと修め、課外活動にも取り組めたら」と話された。
結婚に関しては「理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはない」と述べられた。
悠仁さまの成年式は2025年9月6日、19歳の誕生日に行われる予定である。
この記者会見は、宮家の継承資格者が成年を迎えた1985年11月の秋篠宮さま以来、約39年ぶりの出来事となった。
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