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セブン&アイHD 井阪社長が退任 2030年までに自社株買い2兆円 

2025/03/06
更新: 2025/03/06

2025年3月6日、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、井阪隆一社長(67)が5月27日付で退任することを発表した。後任には、社外取締役を務めるスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)が就任、セブン&アイHD初の外国人社長となる。

井阪社長は2016年に社長に就任し、コンビニ事業の拡大に力を注いできたが、近年の業績不調やカナダのコンビニ大手からの買収提案を受けて、経営陣の刷新が求められていた。後任のデイカス氏は、アメリカのウォルマートや日本の西友での経歴を持ち、2022年からセブン&アイHDの社外取締役を務めており、低迷する北米事業の立て直しに注力することが期待されている。

井阪社長の退任は、5月27日に開催予定の株主総会で正式に承認される予定だ。井阪氏は退任後、「特別顧問」として引き続きグループに関わる方向で調整している。

日本経済新聞によると、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は6日、2030年度までに時価総額の約4割にあたる総額2兆円の自社株買いをすると発表した。2兆円は総合スーパー事業の売却や北米コンビニの上場にともなう一部売却によって得られる資金をあてる模様。