【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。
中国 「どれほど絶望すれば、命の次に大事なお金をバラまけるのか?」

中国の橋の下から大量のお札が【動画あり】

2025/03/11
更新: 2025/03/11

3月8日、山西省呂梁市(りょりょう-し)の大学のそばにある橋の下から大量の現金が見つかった。

見つかったお金は中国の「一枚100元(約2千円)」という最高額面紙幣だ。目撃者によると、バラになっていた札もあれば、束の状態のものもあったという。

目撃者いわく、橋の下の現金は、「総額は10万元と推定される」。しかし、「どういった経緯で落とされたのかがわからなかったため、誰も拾う勇気がなかった」という。

結局、お札は市民の通報で駆け付けた現地警察によって「調査」の名目ですべて回収された。

「橋の下に大量の現金」の現場動画はSNSを通じて拡散され、

「また札束ばらまきか?」

「これは証拠隠滅を図る汚職官僚の仕業でなければ、人生に絶望した者の最後の主張なのだろうか?」

「いずれにしても故意に落とされたものだとすれば、それはどれほど絶望すれば、命の次に大事なお金をバラまけるのか?」

などと、嘆く声が広がった。

(当時の様子)

 

生存環境が悪化の一途をたどる今の中国では、ショッピングモールや河川の橋から飛び降り自殺を図る事件が絶えない。なかには、人生に失望して究極の決断をする前に、高額面紙幣をばら撒くケースも後を絶たない。

例えば、新型コロナ(中共ウイルス)を封じ込めようとした「ゼロコロナ政策」下のロックダウン中の武漢では、同様の現金ばら撒き事件が何件も起きている。

昨年1月に、広東省広州市で起きた社会報復事件の市民を、無差別に轢き殺した暴走車の運転手の男も、犯行後に紙幣をばらまいていた。

昨年8月にも、河南省鄭州市で自殺前の女性が、マンション11階から大量の現金をばら撒いていた。

昨年12月にも、雲南省大理市にある著名な観光スポット「大理古城」の楼閣上から大量のお札がばらまかれた。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!