中国共産党(中共)は香港の自治と自由を徹底的に破壊し、かつてアジア有数の金融センターだった香港はその地位を失いつつある。
「香港国家安全維持法(国安法、2020年6月施行)」に続き、昨年3月から施行された「第23条(香港基本法第23条に基づく国家安全維持条例法案)」は、香港市民の言論や集会の自由をさらに奪い、国際社会からの信頼も崩壊させた。

「悪法」という通称で呼ばれる「第23条」の施行から1周年を迎えた今月、中国政府に抗議する集会が、米ロサンゼルスの中国領事館前で開かれた。
集会に参加した華人たちは、中共独裁に対して、「香港人民に自由を!」「中共の暴政を終わらせろ!」と抗議の声を上げ、会場には、香港民主運動を象徴する「光復香港(香港を取り戻せ)」の旗が掲げられ、香港人への連帯が示された。

中国民主党国際連盟の界立建主席は「香港で起きている人権侵害は、明日はヨーロッパや世界中にも広がるだろう。中共の独裁の魔の手は、国境を超えて伸びている」と警鐘を鳴らした。

集会の参加者らは「中共が香港の自由を食い尽くせば、次は自らの崩壊が待っている」と訴えた。
香港はかつて、アジアの金融センターとして繁栄した。しかし、中共の専制支配と司法の独立性喪失は、資本の逃避と国際的信用の低下を招き、香港の地位は急速に衰えている。
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