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すき家 31日から全店一斉休業 異物混入受け

2025/03/31
更新: 2025/03/31

大手牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは29日、すき家の全店を一時休業すると発表した。商業施設内店など一部を除くほぼ全店で3月31日から4月4日にかけて休業する。

今年1月、鳥取県にあるすき家の店舗で客に提供したみそ汁にねずみが混入していた。3月28日には東京・昭島市にある店舗で客が持ち帰った商品にゴキブリの一部が混入していたと指摘を受けたことが明らかになっている。

こうした事態を受け、3月31日午前9時から4月4日午前9時までの4日間、全国約1970店舗を休業する。全店舗の一斉休業は、異例の対応。

店内清掃や害虫および害獣対策を実施するほか、異物混入の原因の特定を進めるとしている。

今回の事件は、食品業界全体における衛生管理とリスクマネジメントの重要性を改めて浮き彫りにしたと言え、すき家は再発防止策として、管理体制強化を表明しているものの、消費者からの信頼回復には時間がかかると見られている。

透明性ある情報公開と迅速な対応こそが企業として求められる姿勢であり、この事件は、他社にも衛生管理体制の見直しを促す契機となる。