中国・海南省三亜市で4月16日夕方、学校の下校時間に一台の白いバンが街路を暴走し、歩行者や電動バイクを次々とはね飛ばす事件が発生した。
ネット上に出回った複数の動画では、小学生を含む多数の人々が路上に倒れ込み、悲鳴と泣き叫ぶ声が響き渡る惨状が映されている。
現地からは「数十人が轢かれた」「多くの人が死んだ」との証言が相次ぎ、社会に衝撃が広がっている。
目撃者によれば、暴走車は一度バックした後、意図的に方向を変えながら、歩行者や電動バイクを目掛けて加速して突っ込んでいったという。
(現場の様子)
市民の目には「明らかな社会報復」と映るこの事件。しかし、現地当局は「60歳の女性運転手による操作ミスによる交通事故、6人負傷」と公表している。
当局の発表はネット上の動画や証言と大きく食い違っており、「また隠蔽するのか」と非難が殺到した。
こうした社会に対する報復を意図した突発的な凶行は近年、中国各地で多発しており、いずれも個人の絶望や怒りが無差別な報復として噴出しているケースが目立つ。
中国共産党体制のもとで、人々は精神的なよりどころを失い、社会の歪みが限界に達している。神を信じる文化を否定され、死すら孤独では終われず「誰かを道連れにする」思考が生まれているのは、すべて共産党による無神論、進化論、闘争教育の結果だといえる。
共産党が存続する限り、社会の病巣はさらに深く、悲劇は繰り返されるだろう。
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