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米関税で中国の港湾取扱量が急減 コンテナが埠頭に山積

2025/04/18
更新: 2025/04/18

最近、中国・上海や広州の主要港湾が静まり返り、かつて賑わっていたコンテナ埠頭は今や貨物で溢れ、人影もまばらとなっている。中国メディアも認めるように、4月10日以降、海運はほぼ完全に停止した。アナリストは、米中貿易の急速なデカップリングにより、中国の取扱量が半減する恐れがあると警告している。

ブライトバート・ニュースによると、トランプ大統領が中国からの輸入品に145%の関税を課して以来、上海や広東における港湾での活動は急激に減少し、中国の製造業と海運業に連鎖的に影響を及ぼしている。

中国メディアの報道によれば、上海の二大海運埠頭は、1週間の非常に忙しい業務の後、4月10日に突然停止した。

その原因は、米税関・国境警備局(CBP)が4月9日以前に輸送された貨物は145%の関税から免除されると発表したためである。この発表により、期限を過ぎると港湾業務が停滞した。

ラジオ・フリー・アジアによると、中国の輸出業者や港湾関係者の話では、中国の主要港湾都市の交通量が明らかに減少している。一部地域では工場が生産を停止し、記者は埠頭にコンテナが山積みされ、倉庫にも未出荷の貨物が積み上がっているのを目撃した。

アナリストは、米中貿易の急速なデカップリングの中で、中国の主要な海運拠点の取扱量が半分、あるいはそれ以下に減少する可能性があると予測している。

同時に、港湾都市周辺の産業も影響を受けており、多くの店舗やレストランが一時的に営業を停止し、客足も激減している。人々は経済の後退が進行しているのではないかと懸念している。